某日、500kmほど離れたところへの出張測定のため作業車であるランドクルーザー70(HZJ77V)にて向っている最中の事、200kmほど走行したところで運転席周りの警告灯が一斉に点灯しました。
走行距離35万kmであることからそろそろオルタネータの交換時期と想定していた&チャージランプと電圧計の状態からオルタネータの異常であると確信しました。
夜間の高速道路を走行中の出来事でしたがバッテリーの電圧に注意しながら走行する事300km、無事に目的地に到着しました。
ちなみに夜間走行で灯火類をすべて点灯した場合でもLED化の影響もありトータルで10Aほどしか消費しないため数時間は走行可能です。エンジンがかかってしまえば回り続ける古いディーゼル車の有難いところです。
翌朝、出張先に事情を話し普段積んでいるバッテリーチャージャーで充電させていただきました。
作業終了後、灯火類を使わなくてよい時間帯に帰路へついたのですが、すぐに暗くなり4時間ほどヘッドライトを付けて走行、もちろん電圧計を気にしながら残量が不足しそうな場合は早めにパーキングに入りサブバッテリーからメインバッテリーへ充電する方法を考えていましたが、途中で充電の必要はなく無事に帰還しました。
リビルトオルタネータを発注済みであったため到着後すぐに交換です。
整備性の良いランクル70ですが、オルタネーターを交換する場合はエアクリーナーボックスを外したほうが楽です。ACコンプレッサーのボルト4本を外すのと一時的にACコンプレッサーを退避させるスペースが確保できるので面倒ですがエアクリーナーボックスを外します。
ベルト類は少し前に交換したばかりだったのでそのまま使用します。
古いオルタネータを取り外し、新しいものを取り付け、組み上げれば完成です。
エンジンを始動し電圧計で充電されていることを確認し終了です。
■ランクル70系(1HZ)オルタネータ交換手順
・エアクリーナーボックスを外す
・テンションプーリーを緩めACコンプレッサーからクーラーベルトを外す
・ACコンプレッサーの固定ボルト4本を外し空きスペースへ退避させる
・オルタネータの配線を外しボルト2本を緩めベルトを外してから本体を外す
・新しいオルタネータを組み付け、逆手順で元に戻す
・少し走行してからベルトの張りをチェック